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◎2006年度の主任技士試験受験生さまへ:−−−−−−−− このUPが遅くなって、すみませんでした。 本年の予想問題は昨年度とほぼ同じです。 下記に示します。 1)予想問題は2種類です:−−−− 「キーワード説明問題」3題と 「建設一般的問題」3題です。 2)キーワード説明問題:−−−−−−− @「耐震補強」 以下に公開 A「性能照査」 以下に公開 B「地球環境を考慮したコンクリ」 2005年に公開 キーワード説明問題は上記3個です。 3)建設一般問題:−−−−− C「単位水量」 2005年に公開 D「品質確保」 2005年に公開(2000年度の回答例) E「耐久性」 2005年に公開(2001年度の回答例) 建設一般は上記3個です。 DとEは過去問題の回答例です。HP上への設問 掲載許可がJCLから得られませんでしたので、 D、Eの設問自体は省略しています。
それでは、 以下に@Aの回答例を公開します。 BCDEの回答例はこの掲示板の下の方に公開済みです。 以上
..11/23(Thu) 13:07[66] |
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++ TUYU
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★ 2006年度コンクリ主任技士予想問題−耐震補強 ★ 鉄筋コンクリート構造物の地震被害低減に関する設 計・施工上の留意点を挙げ、将来展望についてあなた の考えを述べよ(800字を大幅に超過しています)。
T.はじめに------------------------------------ 地震多発国のわが国では、大部分のコンクリート( RC含む)構造物は供用中に地震を経験することにな る。そのため、コンクリート構造物の震災低減技術が 重要であるとともに、絶えずその技術を向上させてい くことが必要不可欠といえる。
U.設計・施工上の留意点------------------------ 兵庫県南部地震等の大地震の後は、地震被害を調査 研究しその成果が新しい示方書や基準類に積極的に取 り込まれている。しかし、現状でも以下に示すような 震災低減上の課題が存在すると考えている。 (1)設計面(性能照査型耐震設計に関する課題)----- コンクリートの弾塑性挙動を考慮した性能照査型の 耐震設計法が、震災低減のための最先端の耐震設計法 として注目されている。ただし、その性能照査方法( 実験または解析)には、以下の課題が存在している。 @振動実験の場合は、模型の作成、振動実験、実験デ ータの測定と検討等、高コストで工期も長くなるの が欠点である。 ARC構造物のひび割れ挙動を考慮した弾塑性解析に は、「コンクリートのひび割れ軟化現象の定式化」 「コンクリートと鉄筋の付着や引抜け性状の解明」 「RC部材のせん断破壊メカニズムの理論化」等の 研究課題が残っているのが現状である。 (2)施工面(耐震補強が行えない既存構造物の存在) 高速道路橋や新幹線橋梁等では、必要に応じて耐震 補強が行われているが、地方自治体や一般市民レベル 等では経済的理由や補強スペースの都合等で、耐震補 強が行われていない構造物や住宅が多数存在している。
V.震災低減技術の将来展望---------------------- 地震被害を低減するためには、官学民が一体となっ た取組みが不可欠であり、上記課題等に対する震災低 減技術の将来展望を、以下のように考えている。 (1)設計面での将来展望------------------------- 1)実験データと解析方法の共有化システム---------- 例えば、@大学や公的な研究機関が橋梁、ダム、ボ ックスラーメン等の代表的構造物の大規模地震時実験 を行って、それら実験データや解析方法を公開する。 A一般技術者はそれら実験データや解析方法を明記し た上で借用し、自己責任で有効利用する。これら@〜 Aのような共有化システムの構築が、震害低減技術の 発展には不可欠と考えている。 2)じん性率の向上-------------------------------- RC構造物の耐震性能を低コストで改善させる方法 として、じん性率を10以上にするような配筋方法や、 連続繊維巻立て工法の研究等も進められている。例え ば、じん性率が10以上の部材断面を採用した場合は、 耐震性性能照査の一部を省略できる等の設計上の優遇 措置も、耐震性能の向上化に役立つと考える。 3)免震・制振技術の高度化------------------------ 免震・制振装置は、硬直化かつ難解化しつつある耐 震設計法に、新風を吹き込む新技術である。今後も技 術開発を続けることにより、地震被害を大幅に低減で きる可能性を十分に有している。 (2)施工面での将来展望------------------------- 経済的な理由等で、耐震補強を行えない構造物や一 般住宅でも、耐震診断は実施すべきである。地震被害 はどの部材で発生しやすいか、どのような破壊形態( じん性の高い破壊、脆性的な破壊等)が想定されるか 等の耐震診断結果を明らかするだけでも、震害低減効 果や2次災害の予防効果はあると考えている。 また、近年は、構造物間の隙間が10cm未満の場合で も、連続繊維巻立て工法、鋼板巻立て工法、鋼板1面 補強工法等により耐震補強が行われている事例もあり 今後は小スペース補強の技術開発も重要といえる。 以上
..11/23(Thu) 13:09[67]
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++ TUYU
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★ 2006年度コンクリ主任技士試験予想−性能照査 ★ 性能規定によりコンクリートの製造、コンクリート 構造物の設計あるいは施工を行う場合の現状におけ る課題を挙げ、品質保証を前提とした改善策につい てあなたの意見を述べよ(800字を大幅に超過してい ます)。
T.はじめに:---------------------------------- 国際化や社会的なコストダウン要請により、仕様規 定(従来法)から性能規定への移行が、製造、設計、施 工の各部門とも進んでいる。以下、課題と改善策の順 に経験も踏まえて、意見を述べる。
U.性能規定の現状における課題------------------ 現在、製造・設計・施工ともに共通な課題として、 以下に示す3課題が存在すると考えている。 (1)技術責任の曖昧さ---------------------------- 仕様規定(従来法)場合は、仕様に従うことで従来か らの膨大な実績が担保となり実質的に技術面での責任 はまぬがれることができた。一方、性能規定の場合は、 技術的な自由度が増加した反面、関係者(特に受注者 )には技術面での責任が発生することになる。ただし、 現時点では、この責任の取り方が不明確な状態のまま である。 (2)安全係数の不明確さ-------------------------- 性能規定の場合、材料強度等の変動を考慮するため に安全係数が用いられており、例えば、性能規定型の 耐震性検討の場合は、材料係数、部材係数、構造物係 数、構造解析係数、荷重係数の計5種類の安全係数が ある。各係数とも1.以上の値を採用することで、安全 側の設定となる。 しかし、例えば、塑性ヒンジ発生後のせん断耐力を 検討するケースでは部材係数を2.に設定する場合もあ り、合理的なはずの性能規定が過大設計や過大施工に なる危険性を十分に有してるのが現状である。 (3)性能照査の難解さ---------------------------- 仕様照査の場合は多くの技術者が慣れ親しんだ方法 であった。それに比べ、性能照査は実績も未だ少なく 難解な手法である。
V.品質保証を前提とした改善策------------------ 前章に示した課題順に、改善策を述べる。 (1)保険システムの導入---------------------- 性能規定型の製造・設計・施工を行った関係者(特 に受注者)に発生する責任を、保険システムなどで保 証することが必要と考えている。品質保証を前提とす るためには、第3者的な技術検討機関も保険システム に取り入れるべきである。 (2)安全係数の不明確さ解消---------------------- RC構造物の弾塑性解析を例とすると、@コンクリ ートのひび割れ軟化挙動の定式化、Aコンクリートと 鉄筋の付着や引抜け性状の解明、BRC部材のせん断 破壊メカニズムの理論化、などの研究課題が残ってい るのが現状である。 今後は、性能規定型の設計や施工を積極的に行って、 各安全係数をできるだけ1.に近づけるよう技術開発を 進める必要がある。 (3)性能規定の難解さの低減---------------------- 難解さの低減方法として、以下の2点を考えている。 1)仕様規定による予備検討------------------------ 例えば、耐震設計を例とすると、事前に、仕様規定 型の弾性解析を行って予想通りの応力状態であること を確かめた後、性能規定型の弾塑性解析を行った方が 解析結果を理解しやすいというメリットがある。 2)性能照査手順の仕様化-------------------------- 性能照査方法として、「実験や実験式を用いる方法 」、「解析による方法」等があるが、各々の照査方法 の正当性を確認するだけでも、予想以上のコストと工 期が必要となるのが現実である。 そのため、たとえば、土木学会等の公的機関が行っ た性能照査方法を手本として性能照査を行うような、 一種の「照査手順の仕様化」が性能規定型の設計や施 工が一般化するまでの緩和措置として、利用されてい くと考えている。 以上
..11/23(Thu) 13:11[68]
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